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法面工事に携わる作業員の注意点とは?

法面工事は山や崖などの掘削された場所を強化する工事のことです。
基本的には崩壊や地滑りの可能性がある部分を保護するための工事ですから、少なくとも危険性もあります。

作業員はどういったことに注意しながら作業を進めていくのか、ポイントをご紹介しましょう。

・防護柵を設置する

必ず最初に行うのが防護柵の設置です。
周辺の建物や道路などに落石があっても影響を受けないように保護するための柵です。

基本的には工事中は通行止めにするので被害が出るということはありませんが、どのぐらいの範囲の崩壊があるかわかりません。危険を防止するために必ず防護柵は設置しておきます。

なお、防護柵は周辺への影響だけでなく、作業員に対する安全保護の意味もあります。

・形状に合った資材を選択する

あらかじめ地層や地盤の強度を確かめてから導入する資材を決めなければいけません。

例えば、比較的強度が高ければ鉄骨資材や金網を取り付けていく形も問題ないでしょう。
一方、できるだけ山肌に負担をかけたくない、衝撃を与えたくないという場合はモルタルコンクリートを吹き付けを行うことも多いです。
地滑りを防ぎ、表面をコーティングする形です。

最近は3Dレーザースキャナーを活用し、山の内装構造も理解できるようになってきています。
掘削土量の算出も行うことができ、無理な負担をかけた工事は減ってきています。
安全性がしっかりと確保された上で作業員を業務に取りかかることができます。

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